日々の疲れを癒すなら、やっぱり温泉派の私。
最近は「温泉ソムリエ」の資格にも興味があり、泉質や効能をもっと深く知って、旅先での温泉選びをさらに楽しみたいと思うようになりました。
せっかくなら、少し足を伸ばして“本物の温泉”に出会いたい。
そんな気持ちから、「秘湯」と呼ばれる温泉への憧れは年々強くなっています。
中でも、私の中で“九州の秘湯宿”といえば、やっぱり「大分県・筋湯温泉」。
そして、秘湯と言えば、温泉好きなら耳にしたことがあるかもしれない「秘湯を守る会」。
実は九州には、「秘湯を守る会」に加盟する温泉宿がいくつもあるのをご存じでしょうか？」
この会に所属している宿はどれも、自然と共存し、昔ながらの湯治文化を大切にしている温泉地ばかり。
温泉好きなら、一度は泊まってみたいと憧れる宿がそろっています。
ただ、こういった秘湯宿の中には、
「静かに過ごすこと」を大切にしているところも多く、
幼児連れでの宿泊が難しいケースもあります。
毎日バタバタの育児も、あと何年かすれば少し落ち着く。
そのときこそ、自分のために、本当に癒される宿を選びたい。
そんな未来を思い描きながら、今は「行きたい秘湯リスト」をこっそり育てています。
それとも、高校生になった子どもと一緒に、少し大人な親子二人旅もいいかもしれません。
今回は、そんな「秘湯好き」「温泉派」の私が選んだ、子育て後に訪れたい“九州の秘湯宿”をご紹介します。
静けさに包まれた、時間を忘れる旅へ出かけてみませんか？
写真はイメージです
秘湯宿に幼児連れで泊まる時の注意点
秘湯宿の多くは「〇歳以下は宿泊不可」と明記しているところから、「幼児連れは電話でのみ予約可能」といった曖昧な表現の宿までさまざまです。
これは、宿側が滞在に関する詳細（騒音、食事、温泉の利用など）を事前に確認するため、Web予約を受け付けていないというケースも多く見られます。
秘湯宿は、静かに過ごしたい大人の宿泊客が中心であり、子ども向けの設備や食事メニューなどの配慮は限られているのが現状です。
多くの宿では、「大人の癒しの空間」としての雰囲気づくりが重視されているため、子連れには不向きな場合があります。
そのため、子どもが小さいうちは無理に宿泊を検討せず、成長を待ってから訪れるほうが安心で快適に過ごせるかもしれません。
1【大分・筋湯温泉】山あいの宿 喜安屋
大分県九重町の標高約1,000メートルに位置する筋湯温泉の静かな山間に佇む、全10室の離れ形式の温泉宿です。
自然に囲まれた環境で、四季折々の風景を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
幼児連れは電話予約のみ可能。
料金の目安
2名1室利用で1泊2食付き
1人あたり約20,900円～22,000円（税込）
客室の特徴
全室が平屋造りの離れ形式で、土壁と黒塗りの板塀が古民家を彷彿とさせる造りとなっています。
各客室には趣の異なる専用の露天風呂が備えられており、プライベートな空間で温泉を満喫できます。
温泉の特徴
泉質はナトリウム－塩化物泉で、源泉かけ流しの湯を楽しめます。
客室の露天風呂のほか、貸切露天風呂が4つ、大浴場もあり、自然の音に耳を傾けながら心身ともに癒されるひとときを過ごせます。
食事の特徴
地元大分・九重・阿蘇の旬の食材を活かした山里料理が提供されます。
ヤマメや黒毛和種の和牛「豊後牛」、採れたての山菜など、田舎ならではの滋味溢れる料理を個室でゆっくりと味わえます。
＼ 楽天トラベルで「山あいの宿 喜安屋」をチェック！ ／
「楽天トラベル」で写真・プラン・空室状況を確認する
2【熊本・黒川温泉】里の湯 和らく
黒川温泉の奥座敷に佇む「里の湯 和らく」は、全11室の大人限定の離れ宿。
自然に囲まれた静寂な空間で、贅沢なひとときを過ごすことができます。
数寄屋造りの美しい建築と、幻想的な竹林のライトアップに癒されること間違いなし。
12歳以下宿泊不可、大人２名限定の高級宿。
「秘湯＝質素」という概念を心地よく裏切ってくれる、記念日にもおすすめの一軒です。
料金の目安
1泊2食付きプラン：40,500円～53,637円（税込）
客室の特徴
全室が長屋風の離れ形式で、各部屋には源泉かけ流しの半露天風呂が備わっています。
宿の周囲には豊かな自然が広がり、季節ごとに異なる風景を楽しめます。
特に秋の紅葉や春の新緑は格別で、心身ともに癒されるでしょう。
温泉の特徴
宿の名物である露天風呂「奥のせせらぎ」は、木々に囲まれた大きな岩で作られた風情あるお風呂です。
四季折々の自然を感じながら、星空の下でゆっくりと温泉を楽しむことができます。
食事の特徴
地元食材をふんだんに使った懐石料理は芸術品のよう。
肥後牛の鍬焼きやヤマメの化粧揚げなど、見た目にも美しい料理が並びます。
食事は個室でゆっくりと楽しめるため、特別な時間を過ごせます。
＼ 楽天トラベルで「里の湯 和らく」をチェック！ ／
「楽天トラベル」で写真・プラン・空室状況を確認する
3【長崎・小浜温泉】旅館 國崎
長崎県雲仙市の小浜温泉に佇む「旅館 國崎」は、全10室のこぢんまりとした温泉宿。
雲仙国立公園の麓に位置し、静かな町並みに溶け込むような佇まいが魅力です。
2021年には温泉付き和洋室が新たにオープンし、子連れの家族にも優しい宿として注目を集めています。
秘湯デビューにも最適です。
料金目安（一泊二食付き）
26,400円（税込）～
客室の特徴
和の趣を大切にしつつ、現代的な快適さを備えています。
2021年6月にオープンした和洋室には、8畳のベッドルームと8畳の和室があり、源泉かけ流しの檜風呂を備えています。
温泉の特徴
源泉かけ流しのナトリウム塩化物泉。
保温・保湿効果が高く、美肌効果も期待できます。
趣の異なる3種類の貸切風呂（石風呂、檜風呂、露天風呂）があり、予約不要で何度でも利用可能です。
男女別の内湯もあり、24時間利用可能です。
食事の特徴
地産地消にこだわり、地元近海で取れた魚介類や島原半島の野菜・お米・長崎和牛をふんだんに使った地物料理を提供しています。
新鮮な食材を活かした料理は、味はもちろん、見た目にも美しく、旅の思い出を彩ります。
＼ 楽天トラベルで「旅館 國崎」をチェック！ ／
「楽天トラベル」で写真・プラン・空室状況を確認する
まとめ｜いつか行きたい、九州の“秘湯宿”リスト
日々の育児や仕事に追われながらも、心のどこかで「本当に癒される旅」を思い描く──そんな温泉好きの私が、将来ゆっくりと訪れたい“九州の秘湯宿”をピックアップしました。
いずれも自然と静けさに包まれた特別な空間ばかり。
静かな環境を重視しているため、幼児連れでの宿泊が難しい宿もありますが、だからこそ、子育てがひと段落したタイミングで訪れるには最適です。
今回ご紹介したのは、以下の3宿です。
- 【大分・筋湯温泉】山あいの宿 喜安屋
離れの客室でプライベートな露天風呂と山里料理を満喫。
→ 自然と調和した落ち着きある宿で、心も体も癒される滞在を。 - 【熊本・黒川温泉】里の湯 和らく
12歳以下宿泊不可、大人限定の静寂空間。
→ 特別な記念日やご褒美旅にふさわしい、上質な秘湯宿。 - 【長崎・小浜温泉】旅館 國崎
子連れでも泊まりやすい和洋室もあり、秘湯デビューにぴったり。
→ 貸切風呂も充実しており、家族でも安心して楽しめるお宿。
いつか、自分のための癒し旅を実現できる日が来たら…。
静寂に包まれた秘湯宿で、ゆっくりと心を解きほぐす時間を過ごしてみませんか。
“行きたい秘湯リスト”に、ぜひお気に入りの一軒を加えてみてください。
コメント