こんにちは、福岡在住の審神者(※刀剣乱舞のプレイヤー)です。
審神者として、そして福岡県民として、これは行かねばと思った展覧会がありました。
それは、毎年1月~2月に福岡市博物館で会える推しが!
今回、福岡県太宰府市にある九州国立博物館(通称・九博)の特別展にやってきたのです。

しかも刀剣乱舞コラボグッズ付きの前売り券あり、という情報を見て即決。
グッズ付きチケットを手に取りました。
絶対写真に写る長谷部君。
久しぶりの推し活ひとり時間に、仕事や育児の疲労が吹っ飛ぶ。
推しに会いに行ったはずが、出会ったのはもうひとつの“宝”
最初は九州の国宝たちがあの手この手で紹介され、九州っていいなあ
展示では、古今伝授の太刀(撮影不可・8/3まで)の美しさに目を奪われ、その前から動けず。
立花家の吉光(※福岡・柳川藩ゆかりの名刀)を見た瞬間は、「私のこと“大将”って呼んでくれそう…」と、完全に妄想の世界へ。
周囲も刀剣展示の前には常に行列ができていて、やはり一番人気は刀剣のようでした。
九博が誇る文化財の中でも、“刀剣”というジャンルはやはり特別ですね。
目録で出会った、もう一つの大切な名前「求菩提」
展示を一通り見終えて、最後に手元の目録(展示リスト)を見返していると、ふと目に入った文字がありました。
「求菩提」
知らない人はまず読めない福岡県の難読地名「くぼて」と読みます。
…えっ!?あの“くぼて”!?
それは私の母方の実家がある地域に近く、子どもの頃から何度も訪れていた場所。
妖怪や天狗を信じていた私が、今でもその存在をどこかで信じているのは、求菩提のキャラクター“くぼてん”が身近にいたからかもしれません。
「見てない!どこ!?」
慌てて展示会場に戻り、探すと。
中央のガラスケースに、四角い箱のような物が。
それが、求菩提にまつわる国宝でした。
知らなかったことを知れる喜び
展示室は壁際のガラスケースに人が集中し、中央付近の小さなガラスケースは人も少なく、静かな空間でその箱をしばらく凝視してしまいました。
国宝 法華経・銅板法華経(写真不可)
求菩提は山伏の修験場のひとつ。
「母が育った土地に、こんな国宝があったなんて」
知らなかった事実に、胸が熱くなりました。
出口の物販で購入した図録には、その箱と解説がしっかり載っていて、展示室で暗くて見えなかった部分まで確認できました。
自分の“ルーツ”に国宝があること。
そして、それをこの年齢になって初めて知れたことに、ただただ感謝です。
常設展も忘れずに
「きゅーはくのたから」とは別会場の4階「文化交流展示室」にて
6/10~7/21まで「九相図」
6/24~8/31まで太刀 銘 波平行安(号 笹貫)
が展示されていました。

螺鈿細工が好きなので、牡丹唐草螺鈿卓(※)や花鳥蒔絵螺鈿聖龕(※)など、たくさん見ました。
九相図を見忘れ、後日4階だけ再チャレンジしたのはナイショです。
(※)は九州国立博物館の所蔵品ギャラリーで閲覧できます。
目の保養です、ありがとうございます。
さいごに|推しを見送り、笹貫を味わう昼下がり
展示を見終えた後は、1階に新しくできたカフェへ。
グッズも買い終えて少し気が抜けたところで、「せっかくだし、コラボドリンクでも飲んで帰ろう」と立ち寄りました。
お昼時だったので、BLTサンドとドリンクを注文。
推しとは関係なく、今回は純粋に味で選んで抹茶ドリンクにしました。
席でしばらく待っていると、店員さんがにこやかに持ってきたのは、
「笹貫です」と一言。
ふふっ。お分かりの方も多いかと思いますが、“笹貫”とは刀剣乱舞に登場する刀剣男士の名前。
思わずくすっとしてしまい、心がふっと和らぐ時間でした。
笹貫の所蔵元は京都国立博物館です。
九州に来てくれてありがとう!
”京博”には陸奥守吉行もいるので、死ぬまでに一回は行きたい。
おまけ:今回の推し活メモ
- 展覧会名:九州国立博物館 特別展「きゅーはくのたから」
- 開催時期:2025年7月5日~8月31日
- チケット:コラボグッズ付き前売券あり(数量限定)
- グッズ販売:刀剣乱舞コラボグッズあり。図録は本当におすすめ!
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